かちのぶろぐ

アフィリエイトは悪か

February 07, 2019

突然ですが、みなさんはアフィリエイトリンクをみて嫌悪感を抱いたことはありませんか? もしくは、嫌悪感までは行かなくても、リンクをクリックせず商品名を検索し直すことはありませんか?

僕はそういう人の一人です。

それではなぜアフィリエイトリンクを避けようとするのでしょうか。 アフィリエイトリンクをクリックしたところで、こちら側に不利なことが生じるわけではありません。 ブログの著者は情報を提供し、読者はリンククリックによるアフィリエイト料を渡す。 本来はこのようなWin-Winの関係であるはずです。

この疑問の答えとして、アフィリエイトリンクのクリックが「能動的だが強制された行為」であることが挙げられます。 つまり、リンクをクリックすることで、ブログの著者にアフィリエイト料を渡すこと強制されるという事実に嫌悪感を抱くということです。 「ブログの著者にお金を渡すのは良いが、それは俺が決めることでお前が決めることではない。」

このような自立感はかなり強いものである。 スティーブン・R・コヴィーは著書『7つの習慣』でこの感情を次のように表現しています。

 今までの深い依存状態(他人にコントロールされ、定義づけっれ、利用され、操られること)に対する反発

特に自由意志は発揮されるべき能動的行為に対して、この反発感は一層強くなります。 受動的な行為、例えばYouTube動画に挿入されているCMを見ることに対しては、面倒だと感じることはあっても強い嫌悪感を感じることは稀でしょう。

つまり、アフィリエイトは経済的にはWin-Winの関係であっても、心理的には良い仕組みとは言えないということです。 この事実に基づいて、本ブログではアフィリエイトリンクを貼りません

しかし、アフィリエイトの仕組みがないとブログの著者はお金を稼ぐことができません。 僕みたいな本業の傍らでやっているぶんには良いかもしれませんが、ブログ執筆を本業にしている人には堪りません。 Google AdSense等の広告を貼ることも考えられますが、広告ブロックプラグインが広まっている今日では安定な収入源とは言えません。 記事を有料化することも考えられますが、無料であることのメリット(誰でも読める、自由にリンクを貼ることができる等)が失われてしまい、ウェブ本来の良さがなくなってしまいます。

そこで、本ブログでは実験的に選択可能なコントリビューションを導入する予定です。 具体的には、ブログの本文には一切広告等を掲載しない代わりに、ブログ内にコントリビューションページを作成します。 これはオープンソースプロジェクトで広く用いられている手法です。

もし少しでも僕のお手伝いをしていただけるのであればコントリビューションページを覗いていただけると幸いです。 コメントに感想を投稿していただけるだけでも僕のモチベーションにつながります。

ではでは。


かち

吾輩はかちである。知識はまだない。