かちのぶろぐ

ゼロサムゲームで勝つための3つのポイント

March 31, 2019

ゼロサムゲームで勝つために最低限意識しておきたい3つのポイントを紹介します。

ゼロサムゲームを知らない人向けに簡単に説明すると、ゼロサムゲームとはゲーム参加者の利益と損失の総和を取ると0になるゲームのことです。 FXなどがこれにあたります。

さて、結論から先に書くと、

  • ゲーム参加者のうち、自分より劣っている人が自分より優れている人より圧倒的に多いかどうか
  • ゲーム参加者のうちの殆どが知らない事実またはロジックにしたがって行動できているかどうか
  • 自分が得するようにではなく、相手に損させるように行動できているかどうか

です。 これらのうち一つでも当てはまらないものがあれば、今すぐ行動を変えたほうが良いでしょう。

それぞれの項目について解説していきます。

ゲーム参加者のうち、自分より劣っている人が自分より優れている人より圧倒的に多いかどうか

ゼロサムゲームでは参加者の利益の期待値が0であることを考えれば当たり前のことです。 つまり、ゲーム参加者の平均以上の能力がなければ損失を被るのはゲームの性質上避けられないということです。

なぜ「圧倒的に」多い必要があるかというと、優秀な人ほど扱う金額が大きいからです。 自分より劣っている人が若干多いところで、優秀な人が大きな利益を得るだけで自分にまで利益が回ってくるとは限らないのです。 このことを考えると、いわゆる「ヘッジファンド」と呼ばれるプロ集団が参加している市場への参加はリスキーであると言えます。

ゲーム参加者のうちの大多数が知らない事実またはロジックにしたがって行動できているかどうか

これは無裁定理論を知っていれば当たり前の事実です。 無裁定理論というのは、大雑把に言うと「おいしい儲け話は存在しない」という考えに基づいた理論です。 もしそういった儲け話があれば、すでに誰かによってやられているはずなので存在しない、という考えです。

今回のパターンで言うと、広く知られている情報をもとに取引を行う場合、その情報に基づいてすでに取引を行った参加者が存在するはずであり、現在の価格にその情報はすでに反映されている、ということです。

自分が得するようにではなく、相手に損させるように行動できているかどうか

これはテクニックに近い話ですが、意識しておくと勝率が上がるはずです。

実は「自分が得する」ことと「相手が損する」ことは、ゼロサムゲームの場合理論上同じです。 しかし、心理学的な観点から考えるとこの2つには差があります。

なぜなら、取引のプロ集団は心理学も考慮した取引を行っているからです。 「自分が得する」ように行動してしまうと、そういった人たちの術中にハマってしまいます。 しかし、「相手が損する」ように行動すれば、理論上同じことでもプロ集団が仕掛けた「罠」にはまらずに住みます。

以上、ゼロサムゲームで勝つために最低限意識しておきたい3つのポイントでした!


かち

吾輩はかちである。知識はまだない。